ヴァイオレットエヴァーガーデン劇場の感想 (ネタバレ有)

 9/18に公開された劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンですが、つい先日に3回目の視聴を終えたところです。1回目、2回目は純粋に物語を楽しませて貰いました。開始直後、本当に5分後ほどで泣いてしまい、その後も何度も泣いてしまい、涙が止まりませんでした。3回目は色々な細かいシーンに目をやって見ましたが、改めて京都アニメーションの完璧さを実感されられました。  ガチガチの考察は考察班に任せますので、僕からは簡単な感想をお届けします。  書いていくうちに口調が砕けて行くと思いますがご了承ください。

感想

 まず最初に、京都アニメーションは昨年7/18に放火殺人事件が発生していることについて少し言及しておきます。昨年の事件により多くの方々が被害に遭われ、命を落としてしまっています。エンドロールに彼らの名前がクレジットされていたという事実を知った時、このような素晴らしい作品を手がけてくださったアニメーターを失ったことを非常に残念に感じ、そして京都アニメーションが彼らを今でも1人の仲間として讃えていることに感動を覚えました。しつこいようですが今一度ご冥福をお祈り致します。  この作品を見終えた直後、正直何も考えられませんでした。とても一言で表現出来るものではありません。とにかく強烈で、それでいて儚く優しい、そんな作品でした。洋画と比べても少し長く思われる140分以上の時間の中に、これでもかと言うほどに様々な感情が詰め込まれ、精緻に表現し尽くされていました。この作品に出会えてよかったと思いましたし、多くの人に知って欲しいとも思いました。

構成について

 映画では主に3つの話が同時に進んでいきます。TVアニメよりも時が進んだデイジーについて、そしてユリスについて、最後にヴァイオレットとギルベルトについて。この3つを並行させて進んでいき、とても上手く繋げていました。そしてこの3つの話、どれも泣かせてくれるんですよね。

デイジーについて

 劇場での物語の冒頭は、TVアニメ10話「愛する人は ずっと見守っている」に登場する当時7歳だったアン・マグノリアの孫に当たる、デイジーマグノリアが登場します。時系列をすっ飛ばして昔話を始めるのって何だか凄く最終回チックで心に来ました。彼女の存在で、ついに完結するぞという事実がより強く突きつけられた気がします。彼女がヴァイオレットの代筆した手紙を読み、ライデンへ出かけていくことで話が進んでいきました。

視点

 現在から過去へと戻り、最初のシーンは、ヴァイオレットが初めてギルベルトと出会うシーンから始まります。この場面自体はアニメで数回流れています。ですが、今回、このシーンは第三者視点ではなくヴァイオレット視点での映像でした。  ここで最初に彼女の目に入るものは、ギルベルトのエメラルドの瞳でした。正直これだけで心に来ましたね。ヴァイオレットが最初に綺麗だと思ったものは最初から目に入っていたのか…と。

アニメのシーンについて

 映画では、ちょくちょくアニメのシーンの回想が流れました。ルクリアとその兄や、先程上げたアン・マグノリア、そしてアニメ12話で話題の中心となった大陸縦断鉄道の鉄橋、その他色々です。これらを見る度にヴァイオレットの成長と軌跡を感じさせられました。

ユリスについて

 病弱なユリスが登場します。ここですね、超号泣シーンの始まりです。最初はクソガキかと思いましたが、とても良い奴でした。彼と友達のリュカとの電話、あれで泣かない人は人の心を持ち合わせてないですね。あれは良かった。その後の家族への手紙もかなり涙を誘うものになっており、観客は間を開けないうちに2回泣くことになりましたね。特に弟への手紙です。"僕の分まで甘えてね"。これはかなり斬新だなぁと。自分は甘えたかったと言ってるようなもので、かなり泣けました。その後の弟の行動も、いまいち死を理解していないことによる行動が泣けます。  この1連のシーンは5回ほど泣けます。泣けますしか言ってないですね。でもほんと泣けます。

電話について

 この映画の番宣は電話の普及による手紙の衰退、それでもなくなることの無い手紙としての普遍の価値、といった説明から入ってましたよね?その通りでした。アイリスは電話をいけ好かない機械と言って電話を嫌がってました。でも、ユリスが危篤間際の際、手紙を書くことは不可能と悟った時に取った行動が電話を頼るというものでした。この電話のシーンでもベネディクトがリュカがユリスと電話できるように、まだ普及しきっていない電話。家に置いている金持ちの家に頼み込んでいる(少々手荒でしたが)ところがグッときましたね。  電話をし終えた後、アイリスは電話を、結構やるじゃないと評価していました。ここ結構いいシーンだなぁと思いましたね。手紙が全てじゃないって認めてるシーンですので。  今は電話どころかインターネットが発展しており、皆さん手紙をあまり書かないと思うんですけど、手紙としての価値をあらためて思い知らされました。そんな意味でもほんとにいい作品です。

切手

 デイジーが旧CH郵便社である博物館に言った時、エカルテ島の切手を見つけるんですね。この時はまだ切手を映さないんですよ。ほんと少しだけ移してただけでした。映画の終盤、ストーリーが大方終わってからあの切手を見たら切手見ただけで泣けました。人生で切手を見ただけで泣いたのは初めてでした。それほど強烈でした。

サムズアップ

 親指上げるアレですね。👍これです。これはユリスとの会話で、ヴァイオレットが真似をひて、以降何度かするようになっていたものでした。でもですね。👍は結構大事なのではと思いました。これについては完全な推測ですが、物語のラスト、デイジーがエカルテ島で郵便局員?に切手を貰うシーンです。郵便局員の彼は島の住人なのでしょう。彼はデイジーに向かって👍をします。僕がここで感動した理由はこう思ったからです。ヴァイオレットが島に住み、住人に親しまれていたということですので、彼女の癖となってしまった👍を住人が面白がり、皆が真似するようになったのではないか、と。そしてそれが、彼女が亡くなったあとも島の住人に着々と受け継がれてきたのではないか、と。島に彼女の遺したものがしっかりと受け継がれていたと思うとかなり感動しました。  またこれは感想の最初の方で言いました、3つの話し(デイジー、ユリス、ヴァイオレット)の3つ全てに共通するものとなっていることにも驚きました。あくまでも僕の妄想ですが。

ホッジンズ

 「この、大馬鹿野郎ぉぉ!!」  ギルベルトに会えず、ヴァイオレットが家の前から逃げて走り出した時のホッジンズが叫んだ言葉です。ここも泣けます。戦争の後、ずっとヴァイオレットを見ていた彼の、彼女を想ってのあの叫び、映画館スクリーンいっぱいに映し出される、普段は優しく穏やかな彼の顔を歪めての大声をあげる顔、このシーンはかなりの盛り上がりでした。きっと皆さんもよく覚えてるでしょう。  そしてホッジンズ、電波塔完成の祭りでしょうか、花火が上がった時、ふとヴァイオレットを呼ぼうとしてしまいます。その時の彼の、微かに涙を浮かべた涙、どこか悲しそうな顔、それでいてやはり優しく見守るかのような穏やかな顔、、、ほんの数秒でしたが、ここでも泣いてしまいましたね。彼の気持ちを考えると…もう…………。  

ギルベルト

 ギルベルトについてはまず、彼の生存が驚きですよね。TVアニメのみの方などはてっきり死んでたと思ってた人も多いと思います。  そして、再会ですが、彼はヴァイオレットと会うことを拒みます。ギルベルトとホッジンズ、そしてヴァイオレットの問答は聞いてて胸が痛くなりました。ギルベルトの彼女を思う気持ちゆえ、彼は強情に会いたくない、会えないと言い続けます。今の彼女をほとんどしらないわけですから彼があそこまで頑固になるのもわかる気がします。  彼の話はヴァイオレットの話と被ってしまうので、次のヴァイオレットについてのページで話しますね。

ヴァイオレット

 ヴァイオレットについて最初に感じたのは彼女自身の成長でしたね。アニメの4話くらいからドールとしてかなりの仕事ぶりを発揮していますが、感情表現が乏しかったのは事実でした。映画ではTVアニメよりも彼女の表情が豊かになっていたと思いました。まぁ映画ではギルベルトに関わっている話が多かったから必然かもしれませんね。にしても、ブーゲンビリア家の船でのディートフリートとの会話や、ホッジンズとの食事のシーンでも、彼女が成長してきたことが描かれていたと思います。その事実自体を改めて実感しました。"武器"として生きてきた彼女が様々な感情に触れ、感情を理解し、感情を表現していることに心打たれました。

 ヴァイオレットはギルベルトと会えず、帰ることを決意します。葡萄の収穫が行われている時、ヴァイオレットは子供に手紙を預けます。「先生に渡して下さいますか」と。無事が確認できたので、帰ってもいいと、自分の感情を仕事で埋めるようなセリフでした。彼女の手紙、内容は映画に行ってもう一度よく聞いてくださいね。マジで泣けますよ。ヴァイオレット・エヴァーガーデンの軌跡が詰まっていましたし、ヴァイオレットのギルベルトに対する思いで溢れかえっていました。そしてですね、手紙のラスト、セリフ自体は読まれて居なかったんですよね。文字だけ写っていて。。。考察班により早速解読は済んでいるとのことですが、だいたいみんな分かると思います。泣けますよね。そしてギルベルトは走り出します。絶対に手紙を離さなかったのはほんとに感動しました。ギルベルトがヴァイオレットの名前を叫んでいることに気付いたヴァイオレットの顔のドアップ、あそこの作画ほんとに素晴らしかったです。ワンシーンで泣けます。そして小声で、少佐…、って言うんですよね。ほんとに泣けます。その後ちょっと驚きましたわ。だって海に飛び込んだんすよ!?いやぁ無茶するヴァイオレットちゃん良きでした。その後にね。互いに愛の告白をして抱き合うんですよ〜。もう、、、やっとか!!!!って感じでしたわ。あそこは泣けます。  エンドロール後のカットもすこでしたね。見てない方はもう1回見ましょうね。  

最後に

 演出、ストーリー、作画、曲、全部完璧としか言いようがありません。皆さんも是非足を運んで下さいね〜  間違い、質問等多いと思いますのでコメントで教えて貰えると有難いです。誤字等一切確認していないのですみません!

個人練習

記法の練習。

その1

改行は
こうする。

段落分けは出来た。

その2

  • 箇条書き練習
  • 箇条書きその2
  • 箇条書きその2のその1
  • 箇条書きその2のその2

その3

番号付きリスト

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    2. リスト2-2
      1. リスト2-2-1
      2. リスト2-2-2

その4

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これ
これ
上の2つは同じ

その5

引用

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こんにちは

どうも
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